青汁の原料

古くは生の葉、ケールなどが使われた青汁ですが、今でも原料にそれ程の違いはありません。
例えば昔から使用されているケールは、地中海沿岸が原産であり、キャベツの原種に近い植物と言われています。

栄養価が非常に高く、カルシウム、ビタミンの含有量は緑黄色野菜の中でも屈指でしょう。
一般的に青汁の原料となっているのは「ツリーケール」と呼ばれる品種で、一年中栽培でき、一度の収穫量も多いという特徴を兼ね備えています。

時期に拘らずいつでも収穫できることは、青汁の原料として最適ではないでしょうか。
またケールの他に大麦若葉も多く使われており、ミネラル、ビタミン、酵素が含まれています。

特にミネラルの含有量が群を抜いており、ほうれん草に比べてカリウムが18倍、カルシウムが11倍、マグネシウムは4倍もあります。
あまり青臭くなく、青汁の原料の中でも癖が無い飲みやすさも特徴の一つでしょう。

そして本来は自分で生の野菜を絞って飲むことが一番良いとされています。
これは原料の栄養素をそのまま摂取する為ですが、実際には手間がかかり難しいことでしょう。

その為市販されている青汁は、フリーズドライ製法による粉末タイプのものが殆どです。
生の野菜を自分で絞るには及びませんが、十分に栄養素は含んでいるはずです。