特定保健用食品とは

特定保健用食品は、「トクホ」「特保」と呼ばれることが多く、健康増進法に基づく特別用途食品に分類されています。
1991年に導入されましたが、一般に広まっていなかったため、政府が直にヤクルト本社にトクホを取得するように持ちかけ、1998年に初認可されました。

厚生労働省によって効果を保証されている食品ですが、医薬品ほどの効き目はありません。
しかし、実験データに基づいて認定申請を提出しますので、気になるところがある人には健康増進が期待できるものです。

当初、管轄は厚生労働省でしたが、2009年9月消費者庁に変更になっています。
また、特定保健用食品の申請には、規格基準型と条件付き特定保健用食品があります。

規格基準型は、特定保健用食品として許可するに必要な実績が十分であり、科学的にも根拠が認められ一定の基準を満たしているもので、個別審査なしに許可がおります。
条件付き特定保健用食品が制度化されたのは、2005年です。

しかし、現在に至るまで認可申請は行われていません。
表示義務に「根拠は必ずしも認められていない」という旨の但し書きが必要な上、認可取得に必要な数千万円といわれる費用が軽減されないということも、申請されない理由のようです。